1月終了講座


〇井戸端倶楽部 共催:西山田地区福祉委員会

日 時:1月12日(木)13:00〜15:00
 参加者:14名
 スタッフ:16名(琴の会4名・社協1名含) 合計30名                                           
 午後1時30分〜35分 体操
 午後1時35分〜50分“筝の会”の演奏(筝・三味線)
      「花と少女」「六段の調べ」
       優雅な演奏で新年にふさわしい催しでした。         
 午後1時50分〜2時5分  初釜
    ボランティアスタッフのおたてだしでお抹茶を頂きました。
    優雅なひと時を過ごしました。
 午後2時5分〜35分 百人一首大会
   二組に分かれ行い、30分以上、白熱戦が繰り広げられ、
   用意していただいたお茶がすっかり冷めてしまうほどでした。
   お菓子をいただき散会となりました。

日 時:1月26日(木)13:00〜15:00
 参加者:13名
 スタッフ:19名(かみしばい館9名含) 合計32名                                           
 午後1時30分〜35分 体操
 午後1時35分〜2時 3曲ウクレレにあわせて唄いました。
    「冬景色」「銀色の道」「明日があるさ」
    「冬の星座」はハーモニカに合わせて唄いました。 
 午後2時〜3時「かみしばい館」の紙芝居を楽しみました。
         『月の光でさらさっしゃい』
  紙芝居鑑賞後、メンバーも交じって参加者との交流をしました。
  お菓子をいただき散会となりました。

     




〇さあ、開こう!「歌の扉」
  1月11日(水)14:00〜15:15
 
今年最初の歌の扉は、公民館での開催となりました。 
去年と同様、マスク、換気、人との距離に気を配りながらではあり
ますが、今年もみんなで一緒に歌えることを嬉しく思います。
講師は北後理恵さんです。 季節に因んだ曲や「歌いたい歌」の
アンケートから選んだ曲を10曲教えていただきました。 

@(新曲)白いギター A(先月の復習曲)昴
Bたき火       Cペチカ
Dともしび      E川の流れのように
F北上夜曲      Gしあわせ運べるように
H上を向いて歩こう  I蒲田行進曲

「しあわせ運べるように」は、阪神・淡路大震災の復興を願って
作られた曲です。今月17日が震災記念日なので、追悼の気持ちを
こめて歌いました。最後の「蒲田行進曲」は、アンケートでも
人気の曲で、2回目は起立して歌いました。皆さん、体でリズムを
とりながら、ノリノリの様子で歌っておられました。 
終了後は、「あ〜、楽しかった!」 と言って帰られたので
ストレス解消になったかな、と思います。 
北後先生、楽しい時間をありがとうございました。  
今年もよろしくお願いします。

参加者は24名でした。  
次回は、2月8日(水)コミスペで開催予定です。

  




〇朝の切り抜きモーニング 
1月12日(木)10:30〜11:30
 令和5年、最初の「朝の切り抜きモーニング」が1/12(木)
10:30〜11:30に開催されました。
本日は新しい方1名の参加があり、まずはその方の自己紹介から
始まりました。
本日の切り抜きは5点でした
@豊に老いる・サンライズサンセット
Aワクチン開発
B惜別
Cひた向きに包丁を研いで
D英国の社会的処方
E自転車ヘルメット努力義務に
今回はDの英国の社会的処方にスポットを当てたいと思います。
ここ数年で耳にする機会が増えた言葉で、健康に関する問題を抱え
る住民薬ではなく、コミュニュティ(地域)との繋がりなど生活環境
の改善を{処方}する事だそうです。
「他者との交わりがある中でこそ、人は孤独に陥らず健康を維持
出来る」当たり前のようでいてコロナ渦の中、」心に沁みる言葉
でした。
以上朝日新聞より引用
       参加者 8名 スタッフ2名 計11名




〇ほんのひろば 共催:山田駅前図書館山田分室
1月14日(土)14:00〜15:00
親子10組(子ども14人、大人9人)

図書館スタッフよる遊び歌「弁慶が五条の大橋をわたるとき」
テーマ「ぴょんぴょんはねるもの、じぃーっとうごかないもの」

<読み聞かせ>
・「イナバさん!」
 イナバさんという名前のうさぎが主人公。
 不思議な世界へ迷い込んでしまう3つのお話
・「ダンスのすきなジョセフィーヌ」
 踊るのが大好きなカンガルーの女の子のお話。
 何を言われても好きという信念で夢中に楽しみ踊り続けます。
 そんな姿を目にした周りの人たちも幸せな気持ちにさせて
 くれます。
・「だるまちゃんとてんぐちゃん」(大きな絵本)
 てんぐちゃんの持つものに憧れるだるまちゃん。
 子供たちも内容を知っている子が多かったですが見入ってました。
 ずっと昔から親しまれる名作です。
・「だるまだ!」
 海を渡ってやってきた大量のだるま。
 上陸し気が付くと町は空前のだるまブーム。
 いろんな方法で世界中へと拡がっていきます。
<紹介>
・「ゴッホとゴーガン」
 読み聞かせであったイナバさんが迷い込んでしまう絵は
 おそらく...
・「にっぽんの図鑑」
 じぃーっとしてる代表。だるまやまねきねこが紹介されました。
<遊び>
「だるまちゃんとてんぐちゃん」の作者、かこさとしさんは子供と
 遊ぶのもとっても上手。遊びの本も出しています。
 その中から紙でできる簡単な遊びを紹介してもらいました。
  細長い紙
    ↓
輪にして真ん中を1周切ると・・・輪が二つ
1回ねじって輪にして真ん中を1周切ると・・・大きな輪がひとつ
2回ねじって輪にして真ん中を1周切ると・・・どうなるかは是非
試してみてください
まるで手品みたいで次はどんな輪っかになるのか子供たちも
大人も興味津々でした。

<工作>山内知子先生
『福よ、こいこい!だるまうさぎ』
カードを開くとめでたい『だるまうさぎ』がちょこんと座っている
かわいらしい作品です。
だるまは折り紙で。折るのがちょっぴり難しそうでしたが、
だるまにお顔を描いて長い耳と丸いしっぽをつけ台座にのせます!!
シールやお絵描きでお正月らしく飾り付けたら完成!!
子供たちのお正月のイメージもがれぞれ表現されていて素敵な作品に
仕上がっていました。

2月は祝日なので残念ながらお休みです。
また3月、みんな元気に会えるといいですね。


     



〇第311回 クラッシック・セミナー「土曜の午後の名曲喫茶」
 1月28日(土) 参加者21名
【新春名曲コンサート】 講師 高橋 一秀さん

・今回は新春という事で高橋先生のよりすぐりの作曲家3名の曲を
聴きました。
T ニコライ 歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲 
(1810〜1849)ドイツの作曲家・指揮者。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の創設にかかわった1人。
曲もすがすがしい気持ちになる出だしから、後半はテンポの良い曲
でした。
 U モーツァルト クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
モーツァルトが親しい友人のクラリネット奏者
アントン・シュタードラーのために作曲された曲。
バセットホルンというクラリネットより低い音が心地よかったです。
 V ブラームス 交響曲 第2番 ニ長調 作品73
ブラームスが避暑地ぺルチャッハで4か月という短い期間で作曲
した4楽章の曲で、それぞれがロマンティック的な曲、穏やかな
幻想的な曲、踊るような軽快な曲、最後は盛り上がる迫力のある曲
で構成されていた。
聞かせて頂いた曲の元の録音は1966年(57年前)に収録され
た音と聞き、さびない音に感銘を受けました。
次回、2月25日(土)14:00〜16:30
 「ハイドン晩年の大作を聴く」

  




○英語を楽しみましょう 1月21日(土)
 初級クラス 10:00〜10:50 16名
 上級クラス 11:10〜12:00 12名
冬晴れの爽やかな天気の中、初級レッスンおよび上級レッスンとも
多数の方々に参加頂きました。
初級レッスンでは、皆様の自己紹介の後に、ショートトークに関する
英単語を中心とした楽しいレッスンとなりました。
新年最初のレッスンであり、ジャスティン先生は、繰り返し発音して
頂きました。学習の基本は、基礎の繰り返しが大切であることを
改めて認識しました。
新年初レッスンらしく清々しい気分になりました。
上級レッスンでは、皆様の自己紹介の後に、ホテル、レストラン、
図書館、コーヒーショップ、銀行といった様々な場面での英会話
事例を学びました。実場面でも使えそうなシーンも多くありました。
欧米のコーヒーショップでは、数種類のミルクを選択できるみたい
です。こういった事例を知ることも英語学習の楽しみの一つですね。
両レッスンとも、ハワイ出身のジャスティン先生の陽気なキャラク
ターのお陰で、皆様が積極的に参加されて和気あいあいとした
雰囲気の明るい講座となりました!
(様々なバックグラウンドを持つ方々が一緒に学ぶ事の素晴らしさ
を改めて実感しました。)
次回は、2月18日です♪
皆様に楽しんでいただけたらと思います。


     




〇日本語教室「西山田あいうえお」
水曜日クラス1月11日・18日・25日10:30〜12:00
土曜日クラス1月14日・21日・28日14:00〜15:30

《あいうえおの学習者さんについて》
学習者さんの中にはいろいろな方がいらっしゃいます。
夫婦、家族、兄弟、赤ちゃんを連れてあやしながらの方。
もちろん一人でがんばっている方。
いずれの方たちも少しでも日本語が上手くなりたいと一生懸命です。
各々の人ごとに学習の教材を変え、上達の手助けになるよう
工夫しています。
日本の生活習慣や季節の行事、日本の美しい風景や言葉。
伝えたいことがたくさんあります。
学習者さんとボランティアは仲間です。
一緒に楽しく日本語を学びたいと思っています。

   




〇健康講座「下肢静脈瘤と下肢エコー」
  1月27日(金)14:00〜15:30
 講師:土屋妙子さん
 (吹田徳洲会病院 検査科 臨床検査技師)

午前中の雪で数人の欠席者があったが24名の参加でした。
血管の仕組み、静脈・動脈の流れから始まり、下肢静脈の生理
(静脈還流)について、エコーの動画を見ながら詳しい説明が
ありました。
 そこから下肢静脈瘤発生の仕組み、症状、原因、種類など画像を
見ながら、検査報告書作成までの流れを教わりました。
報告書の見方の説明もあり、下肢静脈瘤における下肢エコー検査は
医師が診断をし、治療法を選択されるのに重要な検査であることが
分かりました。
 講師は検査技師でしたが、治療方法・症状の緩和方法・手術方法
など多岐にわたりご講義頂き有意義でした。
 結果、最後の質問時間では講座内容の質問より、ご自分の症状を
話して受診先を相談したり、かかりつけ医を変更したほうが良い
のかとか、再発防止策など、医師に聞くような質問が多かったが
企画室の宮井さんも加わり丁寧に対応していただきました。
 予定時間が過ぎていたので一旦終了しましたが、個別に質問され
る方もおられました。

  



○人権映画会「道〜白磁の人〜」1月29日(日)
 @10:00〜12:00(参加者14名)
 A14:00〜16:00(参加者16名)
 場所 公民館大会議室

・国境と時代を超えた友情を描くヒューマンドラマで実話を基に
 しています。
・大正3年(1914年)浅川巧は2歳23で、荒廃していた山に
 緑を取り戻すため韓国に渡り、同じ使命感で結ばれた韓国人の
 チョンリムと、様々な苦難を乗り越え信頼を深めていきます。
・当時の韓国は日本統治下にあり、日本人は韓国の人を朝鮮人と
 見下し、韓国の人たちは表面的には日本人に従いながら心の中で
 は反発、民族独立の気持ちを持ち続けていました。そんな中での
 二人の真の友情は当時の韓国では稀有なものでした。
・先に韓国に渡っていた兄から初めて白磁を見せられ、その白い
 純粋な美しさに巧は強く惹かれ「まるで目から入る音楽だ」と
 表現しましたが、巧自身も白磁のように純粋な人柄で、一生懸命
 に朝鮮のために尽くすところから、映画の題になったものと
 思われます。
・映画の最後の方で、肺炎が悪化し余命いくばくもなくなった巧が
 日本人殺害未遂の身代わりの罪で投獄されていたチョンリムに
 どうしても会いたいと刑務所に行き、彼から教えてもらった最初
 の韓国語「カムサハムニダ(ありがとう)」を伝えるところが
 印象的です。
・浅川巧の墓はソウル郊外にあり、その隣に「韓国の山と民芸を
 愛し、韓国人の心の中に生きた日本人、ここに韓国の土となる」
 と刻まれた石碑が立っています。
・兄が朝鮮陶器研究家でもあったことから、現在、兄弟の出身地
 山梨県北杜市に「浅川伯教・巧兄弟資料館」があり、二人の業績
 紹介と共に、朝鮮青磁・白磁、書画、巧の韓国の人々への想いを
 綴った日記など貴重な資料が展示されています。
・映画を見てのあくまで個人的な感想ですが、当時の韓国は今の
 ウクライナと重なるところがあると感じました。
 戦争を続ける人類はまだまだ未熟です。

  




○漢字から読み解く萬葉集 第7弾
 1月28日(土)10:30〜12:00
  講師:中西博史さん(漢検漢字教育サポーター) 
 17名参加
 第七弾の最終回です。今回は冬の歌3首を選んでいただきました。



あしへゆく かものはがひに/しもふりて/
さむきゆふへは やまとしおもほゆ

葦辺を行く鴨の翼に霜が降って、
こんな寒い夕べには大和が思われる。

志貴皇子(巻一64) 天智天皇の第七皇子。
萬葉集には6首が収められ、いずれも名歌。
第2回で「石そそく垂水の上の さ蕨の萌え出づる春に なりにける
かも」を紹介。
晩秋の寒い夜、作者は難波津に佇み番の鴨を見ている。
その寒さを実際には見えない
「鴨の羽交い(翼)に霜が降り」と例え、大和に残してきた妻を恋しく
想い、自らの冷え冷えとした心情までを、写実を越えて情感豊かに
表現している。鴨の翼に霜が置くの歌2首の紹介。
 邊⇒辺り、羽我比⇒羽交ひ、零⇒フル、暮夕⇒どちらも「ゆうへ」
の訓みを2字で表現は異例
倭⇒大和、所念⇒おもほゆ、など、漢字の読み方と意味・由来の
説明を戴きました。



 
わがせこと ふたりみませば/いくばくか/
このふるゆきの うれしからまし

わが君と二人で見るのであれば、どんなにか
この降る雪は嬉しかったことでしょう。

光明皇后(巻八1658)藤原不比等の第3子。
通称は光明子(くわうみやうし)、藤三娘(とうさんぢゃう)。
夫である聖武天皇は病弱で、政治にも関心がなく、藤原広嗣が
大宰府で挙兵すると平城京に在京の藤原氏の呼応を恐れて東国へと
脱出、巡行して遷都を重ねる。
このようなときに京に残る光明皇后が、主のいない京に降る雪を
眺めて今頃わが君はどうしていらっしゃるだろうか。
お身体は大丈夫だろうかと恋しくも案じている心情が、実に心の
至らぬ隈もない句で歌い上げられている。
 「…ませば〜まし」反実仮想の表現。
「もし…であるならば〜であろうに」⇒
「実際には…でないから〜ではありえない」という現実に起こって
いないことに対する不満の余意を残している。
幾許⇒萬葉集では「ここだ」16首、「ここだく」13首、
「そこば」「いくばく」各1首の訓み。
いくばく⇒萬葉集では「幾時」3首、「幾」2首、「幾許」「幾多」各1首
の漢字。上代ではイクバクの言葉はなかった?



ウレは「心(うら)」で、心の奥深いところを意味し、
ウレシはすべて心にかない満足することを、ウレフ、ウレタシ、
ウラムはその逆のことを表す語。






たびひとの やどりせむのに しもふらば/
わがこはぐくめ/あめのたづむら

旅人が宿りをするだろう野に霜が降ったら、
わが子を羽で包んでください。空を行く鶴の群れよ。

遣唐使母(巻九1791)第九次遣唐使が難波津〜出帆
(733年4月)の際に、その一行の若者の母が詠んだ短歌。
巻九「相聞」の部に長歌と反歌とで構成されている。長歌を紹介。

秋萩を 妻問ふ鹿こそ 獨り子に 子持てりといへ 鹿兒じもの
あが獨り子の 草枕
旅にし行けば 竹珠を しじに貫き垂れ 齋瓮(いはひへ)に
木綿取り垂でて 齋ひつつ
あが思ふ吾が子 眞幸くありこそ

「(萩を妻とする)鹿は年に一匹しか子を生まないというが、
その鹿の子のような私の独り子が異国に出るので、わが身は
潔斎しつつ全身全霊でわが子の安全を祈ります。
どうか無事であって下さい」と詠っている。
反歌(短歌)では「唐に行った我が子が野宿する折に霜が降ったなら
(難波の港のあたりを群れ飛ぶ鶴の)その羽でどうぞ身体を包んで
やっておくれと願っている歌。
「防人の歌」で出征する我が子を見送る母の歌にも通じる心情が
あり、他の歌集とは違って庶民の歌として「萬葉集」の存在が
ひときわ輝く名歌である。 

最後に1首目作者の志貴皇子と天武皇統について、系譜をもとに
天皇家の血筋と男子後継を重んじるこだわりとこじつけの歴史の
お話を伺いました。



第8弾が5月27日から始まります。
非常に人気の講座ですのでまた楽しみにしております。